
「営業さんに伝えたはずなのに、上がってきた図面に反映されていない…」
「『家事がラクになる間取りにしたい』と言ったのに、提案されたプランがなんだか普通でパッとしない…」
マイホームの打ち合わせが始まると、多くの施主さんがぶつかるのが「担当者(営業・設計士)との会話がうまく噛み合わない」という分厚い壁です。
一生に一度の大きな買い物。本当は楽しく進めたいはずなのに、打ち合わせのたびにイライラしたり、モヤモヤしたまま話が進んでしまったりして疲弊していませんか?
実は、当サイト『エバーリング・ホーム』で実施した読者アンケートでも、なんと100%(全員)の施主さんが「担当者とのコミュニケーション」に悩んでいるというリアルな結果が出ました。
「私の伝え方が悪いのかな…」と落ち込む必要はありません。 言葉が噛み合わない原因は、あなたの伝え方ではなく、打ち合わせに臨む「準備の仕組み」にあります。
今回は、一級建築士として数々の設計や施主相談に乗ってきたプロの視点から、なぜ担当者に要望が伝わらないのか、そして「たった1つの事前準備」で打ち合わせが驚くほどスムーズになる解決策を分かりやすく解説します!
施主がハマる!担当者との打ち合わせ「3大トラブル」の正体
ハウスメーカーや工務店の担当者と意思疎通がうまくいかないとき、現場では主に3つのトラブルが発生しています。
どれも実際の相談現場で毎日のように耳にする、非常にリアルで深刻な問題です。
① 「言った・言わない」の伝言ゲームが起きる
最も多いのが、口頭で伝えた希望が図面に反映されず、工事が進んでから「そんなこと聞いてません」「メモに残っていませんでした」と揉めるケースです。
施主側は「前回の打ち合わせで言ったはず」と思っていても、忙しい営業マンや設計士がメモを取り忘れていたり、営業から設計への社内伝達(伝言ゲーム)で消えてしまったりすることは残念ながらありうることです。家が建てるまでにする打ち合わせは多種多様なので口約束だけに頼るのは、あまりにも危険です。
② 「抽象的なイメージ」の定義がズレている
「家事がラクになる動線にしたい」「広々とした開放感のあるリビングがいい」といった抽象的な言葉は、人によって受け取り方が全く異なります。
あなたの考える「家事ラク」が『洗濯物をその場で干して畳めること』であっても、設計士の考える「家事ラク」が『キッチンから洗面所への移動距離が短いこと』であれば、上がってくる提案はズレて当たり前。「言葉の定義」が共有できていないことが、モヤモヤの大きな原因です。
③ 専門用語の連続で「置いてけぼり」になる
打ち合わせでは、プロ側が当たり前のように「尺モジュール」「剛床」「UA値」「C値」といった専門用語を使ってきます。
気後れしてしまい、「すいません、それどういう意味ですか?」とその場で聞けず、よく分からないまま「はい…」と頷いて契約や仕様変更が進んでしまう。主導権を完全にプロに握られてしまい、後から「本当にこれで良かったのかな…」と大きな不安に襲われることになります。
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今のお客様はネット等で情報をたくさん持っている方も多いです。実際私のサイトを訪れてくれたあなたもその一人ですよね?
でも建築の詳しい専門用語はわからなくて当たり前、わからない事をいかにわかりやすく伝えらえられるかは私たちの大事な仕事の一つだと考えてます。
一級建築士ママが実践!プロの心を動かす「伝え方3つの法則」
担当者(営業・設計士)との会話が噛み合わない原因がわかったところで、次はいよいよ「どう伝えれば相手の心を動かし、理想通りの提案を引き出せるのか?」という実践テクニックをお伝えします。
プロ側(建築士や営業)の思考ロジックを知り尽くした私が実践している、3つの法則がこちらです。
法則1:「言葉」ではなく「視覚(画像・シート)」で共有する
「明るいリビング」「カフェ風のおしゃれなキッチン」といった言葉は、一人ひとり頭の中に浮かぶイメージが違います。
だからこそ、言葉だけで説明しようとするのは今日でやめましょう。 PinterestやInstagramで見つけた「これ好き!」という写真や、イメージをまとめたシートを見せるのが一番確実です。プロはビジュアルを見た瞬間に「なるほど、このテイストと質感ね!」と一発で理解できます。
例えばこんな感じの画像。文字は手書きで書いてもOK。ご自身のこだわりたいポイントを共有することであなたの家に携わる全員の認識が一緒になります。

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美容室で髪型伝える時にインスタの画像を見せてお願いする感覚と一緒ですね。
実際の現場でも、視覚的に伝える事で驚くほど話が弾むこともありますよ。
法則2:「モノ(部屋)」ではなく「コト(暮らし)」を伝える
多くの施主さんは「書斎がほしい」「パントリーがほしい」と『部屋(モノ)』を指定しがちです。しかし、プロに伝えるべきは『そこでどんな暮らしがしたいか(コト)』です。
× モノの伝え方: 「玄関に大きなシューズクロークを作ってください」
〇 コトの伝え方: 「帰宅してすぐに上着とカバンを置いて、手洗いを済ませてからリビングに入りたいです」
「コト」で伝えることで、プロは「それならシューズクロークじゃなくて、廊下にハンガーパイプと洗面台を置く動線の方がご家族には合っていますよ!」といった、素人では思いつかない経験豊富なプロならではの最高のアイデアを提案できるようになります。
法則3:口頭でのやりとりをやめ「書面(要望書)」で渡す
「言った・言わない」のトラブルを防ぐ最強の予防策は、打ち合わせの前に自分たちの希望をまとめた「書面(要望書)」を作成し、担当者に渡しておくことです。
紙に残しておけば、営業から設計士への共有漏れも防げますし、担当者側も「この施主さんはしっかり準備してくれているから、こちらも気合を入れて良い提案をしよう!」となるのもまた事実。
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もし数社で迷っていて決めかねている場合も
①何で迷っているか(金額・性能・間取り他)
②どのくらい迷う時間がほしいか
も遠慮なく話してほしいです。比較されるのはもちろんよくあることですし、その不安や悩みを共有することでより良いものを作りたいと思っています。
家づくりの主役はあなたです。そのサポート役がわたしたち建築士と思ってくださいね。
【解決策】モヤモヤが整理される「間取り要望書ワークショップ」

「でも、自分たちの希望を紙にまとめるなんて、素人には難しそう…」
「何をどう整理すればいいか分からない…」
そう思われた方も大丈夫です!
当サイト『エバーリング・ホーム』では、家づくりに悩む施主さんのために、答えていくだけで自分たちの理想が自然と整理できる「間取り要望書テンプレート」を無料で提供しています。
冒頭でご紹介したアンケートでも、実際にこのシートを使ってくださった読者の方から、こんな嬉しい声をいただきました!
「もやもやしていたことが整理されて、まとまりました!」
この要望書シートを事前に書いて担当者に手渡すだけで、打ち合わせの雰囲気は劇的に変わります。
主導権をプロに握られるのではなく、「プロを味方につけて一緒に理想の家を作るチーム」になれるのです。
👇大好評!【無料】モヤモヤがすっきり整理される「間取り要望書シート」はこちら
まとめ:主役はあなた!プロを味方につけて最高の家づくりをしよう
今回は、ハウスメーカーや工務店の担当者に「要望が伝わらない」という打ち合わせの壁を突破するための3つの法則をお伝えしました。
- 「言葉」ではなく「視覚(画像・シート)」で共有する
- 「モノ(部屋)」ではなく「コト(暮らし)」を伝える
- 口頭でのやりとりをやめ「書面(要望書)」で渡す
マイホーム計画は、一生に一度あるかないかの大プロジェクトです。 担当者に気を使ったり、言いたいことを我慢したりして、後悔の残る家になってしまうのだけは絶対に避けなければなりません。
プロ(営業や建築士)は敵ではなく、あなたの理想を叶えるための「最高のパートナー」です。 そして、家づくりの主役は、他の誰でもなく「あなた自身」です。
まずは自分たちの頭の中にあるモヤモヤや理想を整理することから始めてみませんか?
下記から無料でダウンロードできる「間取り要望書テンプレート」を使えば、質問に答えていくだけで、プロにそのまま手渡せる最高の打ち合わせ資料が完成します。
ぜひご家族で楽しみながら使ってみてくださいね!
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あわせて読みたい!後悔しない家づくりの関連記事
要望書で自分たちの理想や思考が整理できたら、次は「具体的にどのハウスメーカーで建てるか」「予算(坪単価)の基準をどう考えるか」という次のステップに進みましょう!
一級建築士の視点から、失敗しない家づくりのために必ず読んでおきたい2つの解説記事をご紹介します。
👉 整理した要望書を持って、複数社の間取り・見積もりを比較してみよう
要望書で自分たちの希望がクリアになったら、まずは複数のハウスメーカーや工務店に同じ要望をぶつけて、提案や見積もりを比較するのが失敗しないコツです。 1社だけで進めてしまうと、その提案が妥当なのかプロでも判断がつきません。効率よく理想のプランを集めるための活用術を解説しています。
👉 カタログの数字に騙されない!「坪単価」のカラクリ
打ち合わせで必ず話題にのぼるのが「坪単価」や「全体の予算」です。しかし、メーカーが提示する坪単価には、延床面積と施工面積の違いや、見えない付帯工事費などの「罠」が隠れています。 後から「思ったより数百万円高くなった…」と後悔しないために、プロ目線で坪単価の正しいチェック方法を伝授します!






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