【一級建築士の本音】バルコニーなし×ランドリールームは後悔する?「なんとなく作るベランダ」を絶対おすすめしない理由

ベランダは必要? プロが教える間取りの正解

マイホームの間取りを考え始めると、一度は迷うのが「ベランダ(バルコニー)って本当に必要なの?」という問題ですよね。

最近は「家事動線をコンパクトにしたい」「ベランダはいらないからランドリールーム(室内干し部屋)を作りたい」という方が急増しています。

「ベランダなしにしてランドリールームを作れば、天気を気にせず干せるし掃除も楽そうだよね!」

「でも、布団やシーツはどこに干せばいいの?急に泥汚れの洗濯物が出たときに後悔しないかな…?」

たしかに、ベランダを無くしてランドリールームを作ることで、日々の洗濯動線は劇的に楽になります。

しかし、ネットやSNSでは「ベランダを無くして失敗した…」「やっぱり作ればよかった」という後悔の声があるのも事実です。

こんにちは!一級建築士で主婦の「このは」です。

結論から言うと、一級建築士としての本音は「なんとなく洗濯物を干すためだけに作るベランダなら、絶対に無し(ランドリールーム重視)が正解」です!

ただし、ベランダやバルコニーに「ある明確な役割」を持たせられるなら、あえて作ることで暮らしの満足度が何倍にも跳ね上がります。

そこで今回は、

  • なぜ今「バルコニーなし×ランドリールーム」がこんなに人気なのか?(主婦目線のメリット)
  • 「ベランダなしで後悔した」という反対意見のリアルと、プロ目線の解決策
  • 一級建築士が教える!あえて「ベランダあり」にして大成功する3つの条件

をプロの視点+主婦のリアルな感覚で分かりやすく解説します!

用語として「ベランダ(屋根あり)」と「バルコニー(屋根なし)」がありますが、この記事では分かりやすく「ベランダ(バルコニー)」として解説していきますね。

「ベランダを作るか迷っている」「ランドリールームだけで大丈夫か不安」という方は、ぜひ最後まで読んでみてください!

1. 「ベランダなし×ランドリールーム」が選ばれる理由と主婦の本音

近年、注文住宅を建てる方の間で「ベランダを作らない選択」をする人が急増しています。

その最大にして最強の理由が、「毎日の洗濯動線の短縮(タイパ)」と「面倒な屋外掃除からの解放」です。

理由①:最大の利点は「屋外掃除」からの解放!

一級建築士として多くの間取りを見てきましたが、主婦としての本音を言うなら、ベランダを無くす一番のメリットは間違いなく「掃除の手間がゼロになること」です。

ベランダやバルコニーは、外に置かれている以上どうしても次のような汚れが溜まります。

  • 風で運ばれてくる砂ボコリや黄砂、落ち葉
  • 排水口(ドレン)の詰まりや泥汚れ
  • 鳥のフンや虫の死骸

これらを定期的に掃き掃除したり、水で洗い流したりするのは本当に大変ですよね。

ベランダを無くしてしまえば、こうした「名もなき家事」そのものが家から丸ごと消えてなくなります。この精神的・体力的ストレスの軽減は想像以上に大きいですよ!

理由②:ランドリールームで叶う「タイパ最強」の洗濯動線

従来の「1階で洗濯機を回し、濡れて重い洗濯物を持って2階のベランダへ行き、干して、取り込んで、1階へ持っていって畳む…」という動線は、階段の往復も含めてかなりの重労働でした。

一方で、洗面脱衣所の近くにランドリールーム(室内干し部屋)を作る間取りなら、

  1. 「洗う」(洗濯機・乾太くん)
  2. 「干す」(アイアンハンガーパイプ・ホスクリーン等)
  3. 「畳む・収納する」(作業カウンター・ファミリークローゼット)

これらがわずか数歩の距離(すべて1箇所)で完結します。

理由③:天候や時間に縛られない「精神的な安心感」

共働き世帯が増えた今の暮らしにおいて、外干しは何かとリスクが伴います。

  • 急なゲリラ豪雨で洗濯物が全滅する
  • 花粉・黄砂・PM2.5、排気ガスの付着が気になる
  • 夜間や不在時に洗濯物を干しっぱなしにするのが防犯上不安

ランドリールームがあれば、24時間365日、いつでも好きなタイミングで安心して洗濯物を干すことができます。

天気予報を気にしながら慌てて帰宅する必要がなくなるのは、忙しい子育て世代にとって大きなメリットですよね。

2. 「ベランダなしで後悔した…」ネットに転がる反対意見のリアルと解決策

ここまで読むと「じゃあベランダなんて絶対に要らないじゃない!」と思えますよね。

しかし、実際にベランダを作らずに建てた人の中から「やっぱり作っておけばよかった…」と後悔する声が上がるのも事実です。

ここでは、ネットやSNSでよく見かける「ベランダなしの後悔ポイント」と、それを防ぐための建築士目線の解決策をセットで解説します!

後悔①:布団やシーツ、連続洗濯物などの「大物干し場」に困る

最も多いのが「日常の服は室内干しで十分だけど、家族全員分の布団やシーツ、カーペットを太陽の下で一気に干したい時に困る」という声です。

特に子育て世帯やペットを飼っているご家庭では、

  • おねしょや体調不良での吐き戻し
  • 泥だらけになって帰ってきた服や靴、厚手ラグの丸洗い

といった「想定外の連続洗濯(不測の事態)」が日常茶飯事ですよね。洗濯機を2回、3回と回している最中に、「とりあえず第1陣を外に干しておくスペースがない!」と焦るケースです。

このは
このは

「太陽の光で布団をふかふかにしたい!」という気持ち、すごくよく分かります。
でも、ベランダがなくても解決策はありますよ!例えば、敷地内に庭があるなら「ウッドデッキ+目隠しルーバー」を設置して布団干し場にする方法です。これなら2階へ重い布団を持って上がる必要すらなくなります。
また、布団乾燥機を日常使いするのも賢い選択ですね。

後悔②:ランドリールームが「生乾き臭・カビ」の発生源に…

「ベランダを無くしてランドリールームを作ったのに、洗濯物が乾かなくて部屋がカビ臭くなった」という大失敗もよく耳にします。

これは「ただ部屋を作ってハンガーパイプを通しただけ」という設備・計画不足が原因です。

💡 生乾き臭を防ぐランドリールーム設計のコツ
  • 除湿機やサーキュレーター専用のコンセントを計画段階で必ず配置する
  • 部屋の気密性・換気経路(24時間換気)を計算しておく
  • 洗濯物の量に合わせた広さ(一般的には2〜3畳が目安)を確保する

空気を循環させる設備と電源さえしっかり設計しておけば、部屋干しの生乾き臭は完全に防ぐことができます!

後悔③:「泥汚れの靴」や「濡れたもの」の置き場がない

水遊びをした後のプール、濡れたレインコート、BBQ用品、泥だらけの運動靴など、「家の中に持ち込みたくない濡れモノ」の仮置き場に困るという意見です。

これも、玄関横にスロップシンク(深型の多目的流し)を設けたり、土間収納・外部物置を少し広めに作っておくことで、ベランダがなくてもスマートに解決できます。

3. 一級建築士が教える!あえて「ベランダあり」にして大成功する3つの条件

ここまで読んで「うちにはベランダはいらないかな」と感じた方も多いかもしれません。

ですが、一級建築士としての視点からお伝えしたいのは、「明確な役割を持たせられるなら、ベランダ(バルコニー)は人生の満足度を最高に高めてくれる空間になる」ということです。

「なんとなく洗濯干し場として作る」のはNGですが、次の3つの条件に当てはまるなら、あえて作る価値が十分にあります!

条件①:隣家が近くても「手すり高めの設計」でプライバシーと開放感を両立したいとき

敷地が狭い場所や、隣の家との距離が近い住宅地の場合、「1階の窓を開けると隣の視線が気になる…」という悩みが生まれがちです。

そんな時こそ、2階のベランダ(バルコニー)が威力を発揮します!

あえて手すりや壁の高さを少し高く設計(目隠し壁)することで、外部からの視線を完全にカットしながら、光と風だけを室内に取り込む「パッシブデザイン」が実現できます。

カーテンを閉め切った暗い部屋にならず、プライバシーを守られた開放的な空間を作ることができますよ。

条件②:小さな子供やペットの「おうち公園(プチテラス)」にしたいとき

子育て中の方やペットを飼っているご家庭にも、ベランダは心強い味方になります。

  • 暑い夏場に、わざわざ着替えて公園に行かなくても安全にビニールプールで遊べる
  • シャボン玉や日向ぼっこなど、室内ではできない「ちょっとした外遊び」ができる

道路への飛び出しの心配がない2階のベランダは、忙しい親にとっても安心して子供を遊ばせられる「最高の室内延長スペース」になります。

条件③:バーベキューやくつろぎなど「空間に役割」を持たせられるとき

「ただ洗濯物を干す場所」として考えると掃除の手間が勝ってしまいますが、そこに「過ごす場所(アウトリビング)」としての役割を持たせると、ベランダの価値は一気に跳ね上がります!

💡 ベランダに「役割」を持たせるアイデア
  • 週末に家族でBBQやブランチを楽しむテラスにする
  • 夜に一息つくためのスツールや照明を置いて、リゾートホテルのようなバルコニーにする
  • 観葉植物やガーデニングを楽しむグリーン空間にする
このは
このは

言葉の定義として「屋根がある=ベランダ」「屋根がない=バルコニー」という違いはありますが、大切なのは呼び名ではなく「そこでどう過ごしたいか」です。
奥行き(出幅)を広めに取ったり、日差しを遮る部分的なオーニング(日よけ)を計画したりして、「居心地の良い外の部屋」として役割を持たせられるなら、ベランダは本当に作ってよかったと思える場所になりますよ!

4. 結論:「なんとなく作る」なら無し!迷った時の判定チェックリスト

ここまで「ベランダなし×ランドリールーム」と「役割のあるベランダ」の両面を見てきました。

それでも「うちの場合はどっちがいいんだろう…?」と迷ってしまう方のために、一目でわかる判定チェックリストを用意しました!

💡 「ベランダなし+ランドリールーム」が向いている人

  • 共働きで夜間洗濯や室内干しがメインの人
  • 掃除やメンテナンスの手間を1秒でも減らしたい人
  • 洗濯動線(洗う・干す・畳む・仕舞う)を1箇所にまとめたい人
  • 予算を抑えて、内装や他の設備にお金を回したい人

💡 「役割を持たせたベランダ」が向いている人

  • プールやBBQ、カフェタイムなど「外で過ごす時間」を楽しみたい人
  • 1階のカーテンを開けづらい環境で、2階に開放的な空間を作りたい人
  • 子育てやペットで、大量の泥汚れや急な洗い物が日常的に発生する人
  • 外観デザインに奥行きやリゾート感をプラスしたい人

どちらが正解ということはありません。自分たちの「暮らしの優先順位」に合わせて選択することが、後悔しない家づくりの最大の秘訣です!

まとめ:「暮らしの役割」から逆算して後悔のない選択をしよう!

今回は「バルコニー(ベランダ)なし×ランドリールーム」のメリット・デメリットと、後悔しない間取りの決め方を解説しました。

「服を干すためだけ」のなんとなくで作るベランダなら、思い切って無くしてランドリールームを充実させるのが時代のトレンドであり、タイパ面でも非常におすすめです。

ですが、そこに「どんな暮らしがしたいか」という明確な役割があるなら、ベランダはマイホームでの時間を何倍も豊かにしてくれる素敵なスペースになります。

家づくりで迷ったら、「言葉の定義」や「流行り」に惑わされるのではなく、「自分たちがそこでどう過ごしたいか」から逆算して考えてみてくださいね!

📐 ランドリールームや動線の失敗を防ぐ「次のステップ」

「うちの家族に合った間取りの要望をまとめたい!」という方は、私一級建築士のこのはが作った完全オリジナルの無料のテンプレートを活用して、夫婦で希望を整理してみるのが一番の近道です。

👇 大人気【無料テンプレート付き】打ち合わせが激変!「要望書」の作り方


「家づくりの全体の流れや、他のステップでの失敗例も知っておきたい」という方は、こちらの記事もぜひ参考にしてみてくださいね。

👇【一級建築士が教える】家づくりは何から始める?失敗しない「全体の流れ8ステップ」と展示場へ行く前の注意点


💡 「自分たちの予算でどんな会社が作れるか知りたい」という方はこちら

わずか3分の簡単な質問に答えるだけで、AIがあなたにぴったりの住宅会社を診断してくれる無料ツールです。展示場に行く前の「物差し作り」に活用してみてくださいね。

👉 【無料】3分でわかる!AIがあなたに合う住宅会社を厳選診断してくれる「すまいみっけ」

コメント