【一級建築士が教える】提案された間取りに「ピンとこない」時の処方箋|モヤモヤの正体と解決策

プロが教える間取りの正解

こんにちは、一級建築士のこのはです。

ハウスメーカーや工務店から、ようやく出てきた「我が家の間取り図」
本来ならワクワクして、何度も眺めたくなるはずなのに……。

「……正直、なんかピンとこない。」
「要望は全部入っているはずなのに、全然ワクワクしない。」

そんな風に、自分でも正体がわからないモヤモヤを抱えていませんか?
実は、一級建築士として多くの間取りを診断してきた経験から言うと、その「直感」はだいたい当たっています。

あなたが「ピンとこない」のは、センスがないからでも、わがままだからでもありません。そこには、プロの目から見れば明らかな「原因」があるんです。

この記事では、間取り図を見てモヤモヤしているあなたへ、その正体と、現状を打破するための「処方箋」を具体的にお伝えします。

「なんか違う…」その直感は、だいたい当たっています

ん-、良いんだけどぱっとしない
何がいけないんだろう!?

  • ハウスメーカーから出てきた間取り図を見て、ワクワクしない。
  • 「どこが悪いか言えないけど、ピンとこない」

そんな風に悩むのはあなたが悪いわけではありません。
プロから見ても「そりゃピンとこないよね」という間取りは山ほどあります。

なぜ、あなたの間取りは「ピンとこない」のか?(3つの原因)

せっかくの提案にワクワクできない理由。
それは大きく分けて3つあります。

原因①:要望をそのまま並べただけの「パズル」になっている

「対面キッチンがいい」「パントリーが欲しい」「リビングは20畳以上」。
営業担当者に伝えた要望が、ただ四角い枠の中に詰め込まれていませんか?

これは「設計」ではなく、ただの「パズル」です。

パズルで作った間取りには、家事のしやすさや、光の入り方、風の通り道といった「心地よさの設計」が欠けています。だから、要望通りなのに「なんか違う」と感じるのです。

原因②:「立体的な暮らし」が見えていない

平面図はあくまで真上から見た図面です。 でも、私たちが暮らすのは3Dの空間ですよね。

  • 天井の高さは?
  • 窓から何が見える?
  • 隣の家からの視線は?

図面だけでは、お隣さんのトイレの窓とバッチリ目が合うことまでは教えてくれません。
道路からリビングが視線一直線になってない?

これらが考慮されていない間取りは、図面の上では正解に見えても、実際に住んだ時のイメージがいまいちなんてことに。

原因③:設計士との「共通言語」がズレている

「明るいリビングにしたい」と言っても、人によって「大きな窓があること」だったり「吹き抜けがあること」だったり、意味が違います。


言葉の定義がズレたまま図面が作られると、完成した間取りはあなたの理想から少しずつ遠ざかってしまいます。

一級建築士直伝!「ピンとこない」を突破する3ステップ

今のモヤモヤを抱えたまま契約を進めるのは、一番のリスクです。以下のステップで、一度頭を整理してみましょう。

ステップ1:「嫌なところ」だけを書き出す

「もっと良くしたい」と考えるのは単純なようで難しいもの。
まずは今の間取りを見て、「ここが使いにくそう」「この場所は暗そう」という「嫌なポイント」だけを箇条書きにしてみてください。


不満を言語化するだけで、次に何をすべきかがクリアになります。

ステップ2:図面の上で「1日の動き」を指でなぞる

朝起きてから、顔を洗い、朝食を作り、洗濯物を干す……。

図面の上を指でなぞりながら、実際の生活をシミュレーションしてみてください。
「あ、ここで家族とぶつかるな」
「ここはゴミ出しが大変そう」
という具体的な問題が見えてきます。

ステップ3:「形」ではなく「悩み」を伝える

「キッチンを右にして」と指示を出すのではなく、「今のままだと料理中に家族と目が合わなくて寂しい気がする」と、自分の感情や悩みを伝えてみてください。

優秀な設計士なら、その「悩み」を解決するための、プロならではの新しいアイデアを出してくれるはずです。

解決しないなら「セカンドオピニオン」も視野に

このは
このは

ごめんなさい。相性は正直、医師や美容師と一緒だと思ってます。
どんなに事細かに伝えても美容師さんによって仕上がり全然違いますよね。
お医者さんによって解釈が違って出される薬が微妙に違うことも。

建築は感性が出ると考えてます。
感性の相性は目に見えるものではありません。施主様にとっての一番を追求していただくのが一番だと考えています。

その上で、以下のことを少し頭の片隅においておくだけで気持ちも楽になり心に余裕がうまれます。

  • 担当の設計士と相性が合わない場合もある。
  • 他の視点を入れることで、一気に霧が晴れることも。
  • 迷ったらセカンドオピニオンも有り。

まとめ:後悔する前に「立ち止まる勇気」を

間取りにピンとこないまま、「打ち合わせが進んでいるから」「もう断りづらいから」と進めてしまうのが、一番の後悔に繋がります。

違和感があるなら、一度立ち止まってもいいんです。 納得いくまで向き合ってくれるパートナーと一緒に、最高の家づくりを目指しましょう。

間取りはものすごく悩んで決める方から、こちらが心配になるほどあっさり決める方まで本当に色々。

もし立ち止まる時間があったとしても、それはきっと必要な時間なのです。設計者に何か悪いかなとか、気に入らないとは言いにくい…のような建築会社への気遣いは無用なので、とことん自分の心と何が不満なのかに向き合ってみてください。

数千万円の買い物をするのは、担当者ではなくあなた自身ですから。

そんな心のモヤモヤが晴れない方に是非よんでもらいたい記事があります。
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