新築の見積もりが高いときのコストダウン術|一級建築士が削る場所・削らない場所を解説

建築費のコストダウンを悩む夫婦 「お金」と「補助金」

「理想の間取りに、憧れのキッチン。さあ、いくらになるかな?」

とワクワクして見積もりを見たら……「えっ、予算より500万円も高いんだけど!?」

これから家づくりをする方の9割が、この「初回見積もりの絶望」を味わいます。 そして焦って、「じゃあ外壁を一番安いのにして、お風呂のサイズも小さくして…」と、毎日の生活の満足度を下げる「我慢のコストダウン」に走ってしまいがちです。

でも、ちょっと待ってください! 一級建築士の私からハッキリ言わせてください。その削り方、住んでから絶対に後悔します。

実は、建物の質や生活の満足度を落とさずに、数百万円単位でコストを削る「プロの仕分け術」が存在します。

この記事では、一級建築士の視点から「迷わず削っていい場所」と「絶対にケチってはいけない場所」を徹底解説。さらに、家自体を削るよりもはるかに楽に「200万〜300万円」をひねり出す最大の裏技もこっそりお教えします。

予算オーバーで夢を諦める前に、ぜひ最後まで読んでみてくださいね!

【一級建築士の鉄則】コストダウンは「チマチマした設備」より「形と面積」から!|家づくりでコストダウンしやすいポイント

見積もりを下げるとなると、多くの人が「キッチンのグレードを下げよう」「トイレを安いものにしよう」と考えます。 しかし、数十万円の設備をチマチマ削るより、建物の「形」を整えるほうが圧倒的にコストダウン効果が高いのです。

プロが最初に提案する鉄則は以下の2つです。

① 凹凸のない「総2階建て」にする
1階と2階の形・面積がほぼ同じ四角い家を「総2階」と呼びます。
実は家づくりで意外とお金がかかるのは「基礎」と「屋根」です。
1階だけが広い(下屋がある)家や、凸凹した複雑な形の家は、その分だけ基礎と屋根、外壁の面積が増えて一気に金額が跳ね上がります。
四角い総2階は、最もコスパ良く広い空間を作れる最強の形です。

② 屋根の形をシンプルにする
屋根の形が複雑になればなるほど、材料費も大工さんの手間賃も増え、将来の「雨漏りリスク」まで高くなります。
コストを抑えるなら、シンプルな「切妻(きりづま)屋根」や「片流れ(かたながれ)屋根」が圧倒的におすすめです。

まずはこの「建物の基本ルール」を見直すだけで、数百万単位の減額に繋がることも珍しくありません。

プロが教える「削っても全く後悔しない」3つの場所|予算オーバーしたときの対処法

建物の形を整えたら、次は細かい部分の仕分けです。
「みんなつけてるから」という理由だけで採用して、結局使わない設備にお金を払う必要はありません。

「とりあえずの建具(ドア)」は極限まで減らす

家中のドアや引き戸、1枚あたり数万円〜十数万円することをご存知ですか?

  • 収納の扉: ファミリークローゼットやパントリーの入り口は、ドアではなく「ロールスクリーン」や「アーチ壁」にするだけで大幅な減額に。通気性も良くなり一石二鳥です。
  • 子供部屋の仕切り: 最初から壁やドアで2部屋に仕切るのではなく、将来必要になった時に家具などで仕切る設計にすれば、初期費用を抑えられます。

「本当に必要?」バルコニー(ベランダ)の断捨離

最近、設計の現場で急増しているのが「バルコニーなし」の家です。
バルコニーは作るだけで数十万円かかります。さらに、雨風にさらされるため「10年〜15年ごとの防水メンテナンス(数十万円)」が必須になる金食い虫でもあります。
「洗濯物は基本、室内干しか乾燥機」「布団は布団乾燥機を使う」というご家庭なら、思い切って無くしてしまうのが大正解です。

水回り設備の「ショールーム・ハイ」に気をつける

住宅設備のショールームに行くと、最新機能にテンションが上がり、つい「お風呂にテレビ!」「キッチンは最上位グレードのタッチレス水栓!」とオプションをモリモリにしてしまいがちです。
しかし、お風呂のテレビは数年でスマホやタブレット持ち込みに取って代わられ、使わなくなるケースが多発しています。
「その機能、今住んでいる賃貸でどうしても欲しくてたまらなかったものですか?」と冷静に問い直してみてください。水回りを「標準仕様」に戻すだけで、一気に50万〜100万円近い減額が可能です。

要注意!「ここを削ると一生後悔する」3つの場所

第2章では「削っていい場所」をお伝えしましたが、逆に「ここだけは絶対に削っちゃダメ!」という、プロ目線での聖域があります。

ここをケチると、最初は安く済んだように見えても、住んでからの「光熱費」「修繕費」、そして何より「健康と命」に関わるため、数百万単位で損をすることになります。

① 断熱・気密性能(窓や断熱材)

「窓のサッシを樹脂からアルミ複合に」「断熱材のグレードを下げる」。
これ、一番やってはいけないコストダウンです。
性能を削ると、冬は寒く夏は暑い、結露でカビだらけの家になります。

毎月のエアコン代が跳ね上がり、10年も経てば「削った数十万円」なんてあっという間に光熱費で消えてしまいます。家の性能は「将来への投資」と考えて死守してください。(前回の記事でお伝えしたZEH仕様が理想です!)

外壁・屋根のメンテナンス性

見積もりを大きく下げるため、最も安い外壁材(サイディング等)を選ぶ方もいます。しかし、安い外壁は「10年ごとの塗装(約150万〜200万円)」が必要です。
一方、初期費用が少し高くても「タイル」や「高耐久のシーリングレス外壁」を選べば、30年間ほとんどメンテナンス不要ということも。

「建てる時の値段」ではなく「30年住んだ時の総額」で判断しましょう。

構造・セキュリティ(耐震性・防犯ガラスなど)

「耐震等級3(最高等級)を2に下げる」
「1階の窓を防犯ガラスから普通のガラスにする」
これらは命と安全を削る行為です。地震大国である日本において、構造への投資を削ることは、一級建築士として絶対におすすめできません。


ここまで「建物のコストダウン」についてお話してきました。

しかし、実は家づくりでは
「建物価格」だけに注目すると損をしてしまうケースも多いのです。

なぜなら、住宅にかかるお金は

・住宅ローン
・保険
・教育費
・老後資金

など、人生全体のお金と深く関係しているからです。

私が設計の仕事をしている中でも
「建物の金額より、住宅ローンの組み方で数百万円変わった」
というケースを何度も見てきました。

そこでおすすめなのが、家づくりの前に
FP(ファイナンシャルプランナー)に相談してライフプランを作ることです。

【最大の裏技】家を削るより「数百万円トクする」プロの解決策

「ドアを削って、バルコニーを無くして…」と涙ぐましい努力をして100万円削っても、断熱や外壁のメンテ費用で結局お金がかかる……。 「じゃあ、予算オーバーした私たちはどうすればいいの!?」と絶望している方もいるかもしれません。

でも、安心してください。 ここで、一級建築士の私が知る「家づくりの最大の裏技」をお教えします。

実は、間取りや設備をチマチマ我慢して100万円削るよりも、はるかに楽で、しかも「200万〜300万円」ものお金を生み出す(削減する)方法があるんです。

まずは、こちらの図解をご覧ください。

家づくりの総予算を図解したグラフ

家の値段を下げるより「人生の総予算」を整える

図解にある通り、家という「箱」の値段を下げるのには限界があり、限界を超えると生活の質が下がります。

しかし、家づくりにかかるお金は「建物代」だけではありませんよね。

「住宅ローン」と「生命保険」。この2つを見直すだけで、驚くほどのお金が浮くのです。

住宅ローンの金利を0.1%下げる
例えば、3500万円を35年ローンで借りる場合。金利がたった「0.1%」違うだけで、総支払額は約70万円も変わります!ハウスメーカーの提携ローンを言われるがままに組むのではなく、しっかり比較するだけで、キッチンを安いものに変えるより簡単にコストダウンが可能です。

無駄な保険料を最適化する(家を買う時が最大のチャンス!)
家を買い、住宅ローンを組むと「団信(団体信用生命保険)」という強力な保険に入ることができます。
つまり、今まで払っていた民間の生命保険は「過剰(掛けすぎ)」になるケースがほとんどなのです。 月々1万円の無駄な保険料を見直せば、35年でなんと420万円も浮きます!

このは
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私たちの世代は特に、老後資金も教育費もシビアですよね…

主婦の目線から見ても、人生の3大支出の一つである「住宅資金」は今後の生活に大きな影響を与えます。
他の「教育資金」や「老後資金」も合わせて考えて納得できる予算を組むことが入居してからのこんなはずじゃなかったを防ぎます!

結論:家を削る前に「お金のプロ(FP)」に相談せよ!

私のような建築士は「家を建てるプロ」ですが、住宅ローンや保険のプロではありません。

だからこそ、予算オーバーで「どこを削ろう…」と悩んでいるなら、図面とにらめっこする前に、まずは「お金のプロであるFP(ファイナンシャルプランナー)」に無料相談して、人生の総予算(ライフプラン)を作ってもらってください。

「えっ、私たち、こんなに無駄な保険払ってたの?」
「このローンに変えるだけで、こんなに浮くの?」

と、家を削らずに「数百万の余裕」を生み出してくれるはずです。
我慢だらけの家づくりにする前に、まずは以下の無料相談サービスで、あなただけの「本当の予算」を見つけてみてくださいね!

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